被災地での炊き出しボランティア
京都や富山など様々な地域から集まった有志の会員様15名が、能登にて炊き出しなどのボランティア活動をおこなわれたということで、活動報告をいただきましたのでご紹介いたします。
【会員様からのコメント】
炊き出し会場の重蔵神社駐車場でテントを張りながら準備をしていると、楽しみに来られた方や今日は何を持ってきてくれたの?と覗きに来られる方も多く、配布が始まってからも雨の中でしたが列が途切れることなく続いていました。
莫大な量の食材を切り続けた人、1日中牛丼の具材を作り上げた人、ご飯を何度も炊いたり配膳したりした人。懸命に気持ちを込めて笑顔でボランティアに取り組みました。メンバーのなかには自身が経験された阪神淡路大震災のことを思い出しながら活動された方もいました。
そして、今回は輪島市内で被災した子供達にもお手伝いしてもらいました。牛丼やコーヒーを「どーぞー」と配る子供達に「今日はお手伝いしてるの!偉いねーありがとねー」と受けとる人々にも笑顔が見えました。
また、重蔵神社まで来ることができない集落数ヶ所に、神社の方々に先導頂いて配達もしました。
この日の配布が終わってからも、「明日伺う集落の方々におにぎりを作ろう!」と100個以上のおにぎりを握りました。
そして翌日、大野町柳田というまだ水の通っていない集落へ水を運びました。海岸沿いの道から集落への山道は、トラック等の走行が不可能なので、小さな車を使ってピストンで運びました。
ボランティアメンバーも疲れているはずなのに、16件のお家へお水を運んでくれました。また、炊き出しや物資の配布などで複数の地域をまわりました。
今回も遺族の方、被災者の方、被災者でありながら行政として携わっている方々、色々な人たちと触れ合い、たくさんのありがとうを頂きました。
私1人や、参加くださったボランティアメンバーだけでも叶いませんでした。様々な食材をはじめ、炊き出しに不可欠なガスコンロなどの物資の協力をいただいた方など、皆さまの多大なるご協力に感謝します。
これにて終わること無く、まだまだ能登には力や思いが必要ですので私たちも寄り添い続けます。